単純にそんな興味を持つ方の参考になると思います。
オリエンタルラジオ 中田さんが書いた「混沌を泳ぐ」を読みました。
結論から述べると私は
幅広い層に娯楽として楽しめるか、と問われれば決してそうではないでしょう。
しかし、中田さんの活動や考え方に興味がある方であれば、楽しんで読めると思います。
では、私がどのような点をおもしろいと感じたのか、以下に述べていきます。
中田敦彦「混沌を泳ぐ」概要
本書は、中田さんが運営されるオンラインサロン「PROGRESS」の発展過程を軸に、中田さんの活動や思考をたどっています。
始まりは、彼の代表作の一つである「PERFECT HUMAN」が大ヒットしている最中から。
彼はその時点からすでに焦りを感じており、想いや目的を共有できる仲間を募るためにオンラインサロンの開設を試みるのです。
表面的にはYouTubeで順調に登録者を伸ばしているように見えていますが、本書ではその裏でもがく姿が描かれています。
紆余曲折を経ている様は、はたから見ているだけでは分からなかった人間的葛藤が垣間見え、私はおもしろいと感じました。
なぜ中田敦彦「混沌を泳ぐ」を読んだか
なぜ中田さんに興味をもったのかは、次の3つの理由からです。
中田敦彦への興味
- 知的
- 挑戦者
- 人間臭さ
まず慶応義塾大学卒業で、Youtube大学や普段の話し方からみられる知的な印象に惹かれます。
それでいながら、様々なことにチャレンジしています。
お笑い芸人でありながら芸能活動に留まらず、音楽活動、オンラインサロン、Youtuber活動、さらには物販などなど、自ら何かを仕掛けていく挑戦者の姿が見えます。
こうしたイメージから、知的に計算しながら挑戦しているのかと思いきや、Youtubeでの発言をみていると非常に人間臭い。
芸能界の荒波で揉まれる中での焦燥感、葛藤や挫折を包み隠さず話されていて、そのギャップに個人的に惹かれます。
Youtube大学で見られるように表情豊かで所作もコミカルで、親近感を抱きやすいところもポイント。
中田敦彦「混沌を泳ぐ」感想
過剰なエゴと絶え間ない挑戦
正直な印象は圧倒的な孤独感、それに対する承認欲求が際立っていると思いました。
オンラインサロン立ち上げ初期に、自分でもサロンの目的が分からないまま作ってしまう姿は、巻き込まれたらたまらないなと感じます。
しかし、それだけで終わらないのが中田さんの魅力でしょう。
「仮説と検証」「Trial & error」をこれでもかと繰り返していきます。
この辺の描写は、とても勇気がもらえます。
成功者とみられていても、必死にパンチを繰り出している。
日々の取り組みがクリーンヒットを生み出していて、ラッキーパンチは無いのだと
人が必死な様は、ただそれだけで滑稽に見えることもありますが、過剰だとある種の感動を生むのだと感じました。
オンラインサロン「PROGRESS」
現在は、様々なオンラインサロンが乱立していて、怪しいという印象も少なからずあります。
しかし、2021年現在コロナ禍に見舞われた社会を見ると、人間関係の在り方も徐々に変化していくことが予想されます。
もちろん直接的なつながりを求める欲求を抑えることはできないでしょう。
今後はオフでのつながりと共に、オンライン上の緩いつながりを持つことも人間関係の一部として発展していくであろう未来を垣間見ることができました。
中田敦彦「混沌を泳ぐ」まとめ
このお話は、中田さん自身が強くありたいと願う一方で、周りの人たちには優しくありたいと願う生き様を描いていると思いました。
その行動や心理の紆余曲折が、中田さん自身に興味のある私には非常におもしろく感じた次第です。
そしてまた、努力することや諦めない姿勢といった、時として白けてしまうようなことが、やはり大切であると感じることができました。
日頃からYoutube大学やTalk channelを視聴されている方には、楽しめるのではないでしょうか。
因みに今ならKindle Unlimitedの会員であれば無料(¥0)で読み放題です。
しかもKindle Unlimitedのサービス自体が30日間の無料体験を実施中なので、「混沌を泳ぐ」を読んだのちに退会しても費用はかかりません。(退会処理はご自身で行う必要があります。)
正直、私もこの無料体験を使って読みました。
いずれにしても興味のある方は、Amazonレビューをご覧になったうえで購入して頂いてもよいかもしれません。
ぜひ一度手にとって、読んでみてください。
中田さんに興味がある方にはおススメできます!
最後までお読みいただきありがとうございました。