英語スピーキングテストに関してまとめました。
この記事で分かること
- 英語スピーキングテストの種類
- 各英語スピーキングテストの概要
私がそんな風に思い、読んだ本に書いてあった方法は、以下の二つでした。
- 英語スピーキングテストを受験する。
- オンライン英会話を受講する。
詳細は以下の記事に書いています。
-
【オンライン英会話活用法】英語のスピーキングが上達する方法について
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そこで実際にスピーキングテストを受験してみました。
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【対策6選】スピーキングテストTSST受けてみた【質問20問掲載】
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しかし調べてみたところ、世の中には様々なスピーキングテストがあることが分かったので、それをまとめるとともに、自分が勉強するうえで何のテストを基準とするかを考えたいと思います。
英会話が上手くなりたいと思っている方にとっては、英語スピーキングテストを受けることで、ご自身の上達度を測る目安になると思うので参考になるかと思います。
英語スピーキングテストとは
英語スピーキングテストとは、英語をどの程度話すことができるのかを測定するためのものです。
主に以下の項目が採点の対象となるとされています。
- 流暢さ
- 発音
- 文章構成
- 文法
- 語彙力
- 理解力
- 即時力
- 伝える力
英語スピーキングテストの種類
英語スピーキングテストは、公に実施されているもので幾つもあります。
そのため目的別に独断で分類したのが以下の図です。
仕事の評価基準として採用される可能性を考えると、TOEICかVERSANTが適しているように思われました。
試しにTwitterでアンケートを取ったところ、結果は以下の様になりました。
英語学習者の方に質問です。speaking testを受験しようと考えています。以前TSSTを受けたのですが、ビジネス英会話の場合、以下のテストでおススメはありますか?個人的にはVERSANTが良いかと思っています。目的次第ではありますが、投票頂けたら幸甚です。よろしくお願いいたします。
— PTOEICer mso@英語学習と子育てと読書とblogに時間をつかう理学療法士 (@NgtRpt) September 6, 2021
VERSANTの投票数がやや多かったものの、TOEIC Speaking Testと大差はありませんでした。
TOEICはLisning & Readingを受験している方が多いでしょうから、トータルで考えたい方には良いかもしれません。
一方、VERSANTはオンラインでいつでも受験でき、費用も比較的安めなのに加え、採用企業も多いので受験者にとってはありがたいテストのように思えます。
オンライン英会話においても、会員であればスピーキングテストが受験できるようになっていたりするので、スピーキング能力の上達度を測れるのは良いですね。
CEFR(セファール)とは
多くの英語スピーキングテストは、独自のテスト結果がCEFRという基準とどの様に対応しているかが示されています。
そのためCEFRとテスト結果を照らし合わせることにより、自分がどのレベルにあるか客観的に知ることができます。
正式名称はヨーロッパ言語共通参照枠といい、英語ではCommon European Framework of Reference for Languagesとなっています。
CEFR概要
- 言語能力を評価する指標
- 言語能力を初心者のA1からネイティブに近いレベルのC2まで段階別に評価 下からA~Cに分類され、さらに1と2に分かれている。
なぜ英語スピーキングテストを受ける必要があるか
英語スピーキングテスト受験理由
- 現在地確認
- 努力目標
- アピール材料
現在地確認
漠然と英会話の練習をするよりは、一定の評価尺度でスピーキング能力を測ることにより現時点での自分のレベルを知ることができるでしょう。
努力目標
自分の実力を知った上でそこからどの程度向上しているのか、点数で客観的に分かることにより、努力する目安とすることができます。
アピール材料
自分の英語力をアピールするのであれば、いずれ社会的にもスピーキングテストの結果も重視されるようになることが予想されます。
各英語スピーキングテスト詳細
ビジネス英会話用スピーキングテスト
TOEIC Speaking Test
特徴
- 認知度が高いテストで、TOEICL&Rテストと相関性があります。
- 0~200点の「スコア」で表示されます。
- スコアをもとにした評価がProficiency Level Descriptors(能力レベル別評価)として、TOEIC Speakingでは8段階で表示。
- 「Pronunciation(発音)」、「Intonation(イントネーション)と Stress(アクセント)」についてもそれぞれ3段階で評価されます。
受験時間:20分
受験場所:会場受験
費用:10,450円(税込)
GCAS
特徴
- 「English Language Skills」のみならず、「Business Performance Skills」の2つの観点で評価されます。
- プレゼンテーションやロールプレイを通じた面接官との対話、応答を通じて、実践的英語力を測定します。
- 試験方式は、面接官との一対一の対面式スピーキング試験です。
時間:15分
受験場所
費用:6900円(税込)
VERSANT
特徴
- 20分で結果が出るスピーキングテストです。
- コンピュータやスマートフォンを使って受験者は設問に回答し、文章構文力、語彙力、流暢さ、発音、明瞭性など、さまざまな発話コミュニケーションの領域を測定します。
- 200以上の企業・教育機関がVERSANTを導入しています。
時間:約20分
受験場所:24時間365日、スマホやパソコンで手軽に受験可能。スピーキングならアプリ利用可。
費用:5,500円(税込)
日常英会話用スピーキングテスト
TSST
特徴
- TSSTとは、アルクが以前より対面のインタビュー形式で行っていたテストを、近年になって電話を使って受験できるようにしたものです。
- Telephone Standard Speaking Testの略。
- Yes/Noや単語などでは解答できず、長く多くの英語を話さなければならない問題が出題されます。
時間:15分
受験場所:24時間、どこからでも、電話で受験可能
費用:8,800円(税込)
受験した体験談はコチラ↓
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【対策6選】スピーキングテストTSST受けてみた【質問20問掲載】
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E-CAT
特徴
- 一般的な英会話能力を測定することを目的としたテストです。
- そのためテストでビジネスやアカデミックな知識を問われることはなく、誰にとってもなじみやすい問題です。
- 測定下限の難易度をCEFRのA1レベルとしています。
時間:30分
受験場所:24時間、どこでも、PCを利用して受験
費用:4,950円(税込)
Weblio
特徴
- 英語の発音をもとに、英会話力を診断します。
- 表示される英文をヘッドセットなどのマイクに向かって読み上げ、英文を読み上げたあとに、機械による診断結果がその場で表示されます
- 英語の発音のネイティブ度を機械で判定することで、発音レベルをチェックします。
- 厳密にはスピーキングテストとは言えないかもしれません。
時間:約1分
受験場所:24時間、どこでも、PC用マイクが必要
費用:無料
進学用英語スピーキングテスト
IELTS
特徴
- イギリス、オーストラリアなど英語圏の国のほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストです。
- 日本でも大学生を中心に、受験者数が増えています。
- IELTSの成績証明書を得るには、通常ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの順序で行われる、4つのテストを全て受験する必要があるとのことなので、スピーキングテストだけではありません。
時間:2時間45分
受験場所:会場受験 全国16都市で、ほぼ毎週実施。
費用:25,380円(税込)
オンライン英会話の英語スピーキングテスト
レアジョブ英会話
特徴
- ビジネスシーンに則した設問で実践的スピーキング能力を測定する実用性の高いテストです。
- CEFRを日本人向けに設計したCEFR-Jに基づく総合評価とCEFRに準拠した6つの項目評価を行います。
- スキル評価に留まらず、では何をどう学習すれがば良いかを提案することで受験者の学習進捗をサポートします。
時間:20分
受験場所:24時間、どこでも、
費用:無料(レアジョブ英会話 有料会員のみ)
ネイティブキャンプ
特徴
- 日常英会話とビジネス英会話の2種類のテストを選ぶことができます。
- 各レベルごとにできることの目安、各種英語力指標の換算表があります。
- AI自動採点システムにより、語彙力、文法、流暢さ、発音の4つの観点から採点され、課題や弱点を把握することができます。
時間:5分
受験場所:24時間、どこでも、スマートフォン・タブレットで受験可能
費用:無料(ネイティブキャンプ 利用者のみ)
DMM英会話
特徴
- TOEICスピーキングテスト リアル模試という模擬試験があります。
- TOEICスピーキングテストの出題形式に慣れ、日常生活や職場での会話力を磨くのに役立ちます。
- 2レッスンで1回分のテスト構成となっています。
時間:25分/1レッスン
受験場所 24時間、どこでも、スマートフォン・タブレットで受験可能
費用:DMM英会話利用者のみ。プランにより異なる
英語スピーキングテストに関してまとめ
以上、10のスピーキングテストの概要をまとめてみました。
それぞれ特徴がありますが、英語学習の目的を何にするかによって、英語スピーキングテストを選択する必要があるでしょう。
個人的には、ビジネス英会話を目的としているので、VERSANTが利用しやすそうだなと思いました。
しかし、そのためには練習も必要ですから、オンライン英会話の会員としてレアジョブ英会話 ・ネイティブキャンプ ・DMM英会話のなかで定期的に受験するのが良いかもしれません。
特にレアジョブ英会話 は20分と比較的本格的なテスト形式であり、CEFRに準拠した結果であるため力試しには良いでしょう。
また、DMM英会話はTOEIC Speaking Testの模擬試験を受けられるので、TOEICに特化した対策ができるのではないでしょうか。
そこで結果や自信がついてきたら、TOEICやVERSANTで正式に実力を測るといった方法なら、受験料の節約もできるでしょう。
各オンライン英会話教室は無料体験レッスンをしています。
オンライン英会話無料体験レッスン
こうした機会を利用して自分にあったオンライン英会話を検討し、スピーキングテスト対策を確立していくのが良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。