
仕事で市場価値を高めるには、本を読むのが良いって聞くけど、どうやって読んだらいいんだろう。
この記事では、そんな疑問に応えます。
人気のあるビジネス系、教育系のYouTuberの読書術の動画からエッセンスを抽出してまとめました。
参考にしたのは以下のチャンネル
- 中田敦彦のYouTube大学:チャンネル登録者数276万人
- メンタリストDaiGo:チャンネル登録者数221万人
- 株式会社 東京カモガシラランド:チャンネル登録者数104万人
- マコなり社長:チャンネル登録者数76.8万人
- マナブ:チャンネル登録者数44.5万人
(チャンネル登録者数は2020年8月現在)
一部異なるものもありますが、上記のチャンネルでは、読書術をそれぞれ動画にしています。
読書によって、いかに実力を高められるか。
本を読むことの重要性が語られ、そのためにどの様に読むかを解説されています。
それぞれ切り口は異なるものの、共通点が多かったのでまとめました。
要点としては
となります。
ポイントは3点。
- 良い本に出会う
- たくさんの本を読む
- 行動を起こす
この記事を読むことによって、人気YouTuberの読書術のエッセンスを知ることができ、本を読むことの効率性を高めることができると思います。
読書とは
「そもそも読書とは…」と考えたときに、単純に思い浮かぶのは「本を読むこと」ではあります。
しかし、実はその目的によって読み方は変わるのではないでしょうか。
そのことにマコなり社長の言葉で気づかされました。
この記事でいう読書とは、小説を読んで物語を楽しむものではなく、自分の労働力としての価値を可能な限り高めるために行うものを指します。
決して楽しみのために本を読むことを、否定する訳ではありません。
価値ある読書とは、自分になかった視点や考え方を得るための手段であり、その手段を得ることによって行動が変わることを指します。。
そのためにどの様にするかは、以下の公式で示すことができます。
読書の成果 = 良い本に出会う確率 × 読んだ本の数 × 行動を起こす確率
上記のそれぞれの要因を高めることによって、本を読むことの意義を高めることができるのです。
良い本に出会う
いくら本を読んで市場価値を高めようといっても、1冊や2冊読むことで価値が高まる訳がありません。
それなりの量を読むことは必要です。
とはいえ、闇雲に読むのも考えものです。
せっかく読むからには効率よく良い本に出会いたい。
そのための手段として挙げられていたのは以下の3つ。
- YouTubeを観る。
- 本の要約サービスを利用する。
- ベストセラー・ロングセラーを読む。
YouTubeを観る
ここで参考にしたYouTubeチャンネルは言うまでもなく、今は多くのYouTubeチャンネルで本の要約がされ、おススメの本が紹介されています。
上記のチャンネル以外にも、本のレビュー、要約サイトは枚挙にいとまがないほど存在しています。
こうしたチャンネルで紹介されている興味のある本の動画を見ることで、あらかじめ要約を知ることは非常に効率が良いといえます。
さらに興味が湧けば購入すればいいですし、全体像が見えているので、実際に読んだ時にも理解が早いでしょう。
もちろん要約動画を見て、自分の求めてるモノに合う合わないを判断することもできます。
本の要約サービスを利用する。
Youtubeの動画の要約チャンネルは様々あるのですが、本の種類に偏りがあるというか、同じ本の紹介ばかりされている印象があります。
そこで動画にない本の要約を見るためには。今は本の要約を紹介してくれるサービスが存在します。
上記はいずれも本の要約サービスをうたっているサイトです。
こうしたサービスを利用することによって1冊読むのに数時間かかるものを10分程度に短縮することができ、要点を把握することができます。
また、定期的におススメの本の要約を配信してくれるので、思いもかけない良書と出会うことができるかもしれません。
そういった意味では、良い本とである確率を高めることができるかもしれません。
個人的には、要約コンテンツを20冊程度毎月楽しむことができるflierの方がおススメかなと思います。
ベストセラー・ロングセラーを読む
ベストセラーを読むことによって、昨今のトレンドを知ることができます。
読書を仕事に役立てたいのなら、現在どの様な話題が人々の興味を引いているのかを知ることは有益なことだと思います。
また、売れているということは、それだけ人の心をつかむ内容であるとも言えます。
特にロングセラーの本は、長い期間売れ続けているものであるため、時間というフィルターにかけられています。
そういった点で、ベストセラーとは対極にある普遍的な原理・原則的なことが書かれていることが多く、基本的な考え方を学ぶのには最適です。
この様な方法で、良い本に出会う確率を高めることができます。
たくさんの本を読む
さて有効な読書とは、良い本に出会って、それで終わりではありません。
実際に読んでいかなければなりませんが、数多く読むことも大切です。
しかし、時間は1日24時間で、それは誰にとっても同じです。
仮に読書に1時間かけることができたとしても、良い本を1冊読む人と、3冊読むことができる人では、単純に3倍の差が出ます。
この読書にかける時間をいかに効率的なものとするか。
この点に関しては、ただ1点しかありません。
では、どのように取捨選択すればいいのか。
もちろん気になったところを読めばいいのです!

でも、せっかくお金出して買ったのに、読まないなんてもったいない。
自分の読んだところ以外のところも気になる。
こういった考え方にはとても共感できるのですが、動画の中では皆そろって目次から読む範囲を限定することを薦めています。
例えば、1冊の本があったとして、その本の重要なメッセージはどの程度含まれているのか。
また、鴨頭さんは著者のコアメッセージは5%前後に過ぎないといいます。
ずいぶん差がありますけど、本の主題は多くてもその内容の30%程度であると言えるかと思います。
ここが読み解ければ、残りの70%に時間をかけるのは、時間の浪費でしかありません。
また、目次から自分の興味のある場所を選択し、まずそこを読むことで、自分の求めている情報が得られるかどうかの判断ができます。
目次を読み、あらかじめ読書の目的に合致するかどうか、内容を推測します。
実際その部分を読んで、目的に合うようであれば効率的でありますし、予測と異なるようであれば、それ以外の部分を読んだとしても目的の情報は得られないでしょう。
しかも、あらかじめ書いてあることを予想を立ててから中身を読むことによって、答え合わせをすることができます。
この予想してから答え合わせをするように読むことによって、自らの記憶により定着しやすくなるとDaiGoさんは言っていました。
鴨頭さん曰く
人生が変わる1冊に出会えれば、それって数100万、数1000万(円の価値がある)じゃん。
ということは、100冊に1冊響けば元は取れる。
と仰っており、この考え方に尽きると思います。
前述の良い本に出会う確率を高めることに通じますが、本を読んでも心に刺さらなければ意味がありません。
で、正直なところ1冊読んでガラっと人生が変わることは、まずありません。
そのためには、良い本を数多く読まなければならない。
毎週1冊のペースで1ヶ月に4冊読む人間と、毎週3冊で1ヶ月に12冊読む人間では、良い本に出会う確率は単純に3倍です。
であるからこそ、目次から読むことは、読書にかける時間効率を高めることにつながります。
行動を起こす
読書をすることで、市場価値を高めるために最も大切なことが行動を起こすということです。
そのための第1歩として、まず本の内容や学びをアウトプットすることの重要性を誰もが説いています。
アウトプットする前提で本を読むことによって、より能動的な読書になるのではないでしょうか。
そもそも本を読んで、その内容を思い出そうとするときに記憶は定着するのだとか
大まかに以下の2つのアウトプット方法が推奨されていました。
- 誰かに話す or ツイートする
- 記録する
- アクションプランをたてる。
誰かに話す or ツイートする
本を読んで、その内容を自分の記憶の中にだけとどめておくと、時間の経過とともにその記憶は薄れていきます。
しかし、誰かに話そうとすることで、本の内容を反芻することになり、より記憶に定着しやすくなるそうです。
また、話すにしてもツイートするにしても、誰かに伝えるとなると、分かりやすくする工夫が必要になります。

どうやったら分かってもらえるだろう?

どうやったら伝わるだろう?
と考えることは、読んで得た知識を、自分の言葉であらためてかみ砕く必要があります。
その過程こそが大事であるのです。
記録する
本を読み、その内容の中で特に印象に残ったものは記録することが薦められていました。
ツイートすることも記録の一種かもしれません。
オリエンタルラジオの中田さんの記録の仕方は特徴的で、以下のプロセスを経て動画になるようです。
- 口頭で誰かに話す。
- 本の背表紙に気になった個所をメモを取る。
- メモした内容をノートへまとめる。
- ノートをさらに動画ようにホワイトボードへまとめる。
この4段階を経る過程を通じて、理解が深まり、自分の生きた言葉で、あれだけの説得力をもった動画になるのでしょう。
アクションプランをたてる
人に話すことや記録することは、理解を深めるにはとても良いことです。
しかし、肝心の実践となると難しいかもしれません。
そのために、本を読んで得た学びから、どのような行動ができるかを考えることが重要です。
マコなり社長は、メモアプリに印象的な内容を題目として記述し、そこから実際の行動に起こすプランを箇条書きで書いていくということをするそうです。
頭に入れた知識を行動に変換しなければ本を読む意味は何もない。
とマコなり社長は言います。
極論ではありますが、実際の行動に移してこそ読書する意義があると言えるかと思います。
まとめ
5人のYoutuberの読書術に関する動画を見て、その共通点をまとめました。
- Youtube、要約サイト、ロングセラーを参考に、良い本に出会う確率を高める。
- 目次から本の内容を予測し、参考になる個所を読み、参考にならない個所は読まない。
- 人に話す、メモを取るなどしたうえで、実際の行動にまで落とし込む。
以上の3点が共通していたと思います。
本を読む際には、このようなことを意識することによって、その内容が自らのモノとなると思われます。
それによって、少しずつ行動も変化することでしょう。
しかし、上記は読書だけに限りません。
動画を見ることにも通じます。
動画を見て、分かった気になっている私がいます。
しかし、見るだけでは何も変わりません。
そのため、このようにブログにすることを通じて、少しでも自分のものとなるようにまとめました。
参考になれば嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。